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2021/04/30/Fri
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2つのビアセラー向けビール

どうも!ファルコンこと森岡です。

遊びながら働く、働くことが遊びになっている、そんなことを聞くことがありますがその極地までいけたらなんと素晴らしいことか…そんなことを最近考えてました。

正直なところ相対的に見ると私もそういう方向性で仕事をしているとは思います。

ただやはりまだまだ黎明期であるクラフトビール業界において、自分で言うのもなんですがこれからの若い人たちにも向けて基盤をつくっていく側の人間としての重責というのもあります。

プレッシャーを感じているわけではないですが、これを自分の人生だけへの影響程度に考えて気楽にやるのとは違うなという認識が一方ではあって。

つまり自分たちのことだけじゃなくて後続の人たち、今いる周りの人たちにとってどうか、よりよくなるコト・モノか。

どんどん複雑になっていく考え方の中でやっぱりビールを楽しんで飲んでいる人たちにもっと心地よくなってほしいと感じます。

さていつも通り前置きが長くなりましたが、前述の通りただの自己満足だけで造ってもらったわけじゃないですよー!という先方との話し合いにて造られた2つのビールをご紹介!

初めてクラフトビールを飲む人にとって最高の1杯、1くちになるように思いを込めて。

まだどちらも入荷が先ですが、レベルビアのペイストリーサワーは6月頃、ニューハッツオフは7月頃のご案内になるかと思いますので詳細は追って。

ニューハッツオフのイラスト、今回は札幌のスパイスカレーの名店や大阪阿倍野のあの店たちが描かれていたり??

2021/01/04/Mon
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新規取引先「オールドタウンブルーイング」

Old Townとポートランドの絆は深い。いや因縁と言えるかもしれませんが、それはポートランドの変わり者精神を体現したものと呼べます。

1947年4月にピザ屋さんとしてオープンし、  たちまち市民の憩いの場となった。

地元の人々は集まって食べ飲みしながら遊ぶ感覚で利用していました。それは40年経った今も変わっていません。

ポートランドのヒストリックオールドタウンに位置し、ポートランド最古の建物であるマーチャントホテルビル内にあります。そのためOld Town Pizza & Brewingと名乗っています。

現オーナーのAdam Milneは9歳の誕生日パーティをOldTown Pizzaで祝い、それ以来大好きな場所になったと言います。

長年熱は冷めず遂に2003年持ち主であったAccuardiの家族からOld Town Pizzaを獲得。2008年に彼は自宅近所のノースイーストポートランドに2つ目の店舗もオープンしました。

歴史ある本店に見合うように、再生品やリサイクル用材を利用し、サステイナブルでノースウエストらしさを前面に打ち出しています。

そこから更に3年後、ビールを造りだしOld Town Brewingがスタートしました。

コミュニティはMilneの情熱がつくり上げたもので、それはクラフトビールのコミュニティにも伝染しています。

そのパッションでOld Town Brewingは2つの大増設を行い、パッケージビールも造り始め、また複数のアワードを受賞するに至りました。

世界最高のビールを造ることを目指しています。

彼らの使うロゴに浮かぶ白鹿。これはポートランドの有名なサインにも使われています。

White Stag Signと呼ばれる白鹿の看板はポートランドの象徴とも呼べるものです。

オールドタウンはその白鹿を使わせてもらっているのか?実はそうではなく、オールドタウンが先にこの白鹿をモチーフにしたと言います。

それによりポートランドは街として権利を主張しオールドタウンを訴えるに至ったのですが、なんと結果はオールドタウンの勝ち。

これはまさしくポートランドのクラフツマンシップの象徴でもあり、変わり者が変わり者として貫くことを讃えている証でもあるのです。

一見すると街との深い仲を示すかのようなロゴですが、紐解くと因縁も絆もない混ぜになった歴史が刻まれています。オールドタウンが天邪鬼たちからのリスペクトを集める理由でもあります。

我々ビアセラーサッポロがこのオールドタウンとの取引に至ったのは、もちろん魅力的なビールであったからなのは言わずもがなですが、昨今のポートランド事情を危惧していたことにも起因します。

コロナ禍以前よりポートランドは資金力を持ったところでなければ、新たな場所で何かを始めることが許されないような土地になってしまっていました。

現地の方々が「ポートランドがどこにでもある街になっていく」と嘆いていたのを思い出します。

ポートランドがポートランドたりえるのは、変わり者が変わり者として居続けることができる素晴らしさです。当然ながら陰と陽二つの面がありますが、それでも魅力的な土地でした。

ポートランドのローカルを煮詰めたような面白い場所がたくさんあり、またその歴史も他の都市には真似できないところまで到達していたように感じます。

その街の素晴らしさが遂に表立って取沙汰されるようになってから、人も車も増え続け物価は上昇の一途を辿っていたのです。

そうした中で弊社の取り扱い先の醸造所もかなりの数が閉業しました。すでに開始当初から取り扱いのあるところは片手に収まる程度。

ショッキングなことにオレゴン州最古のブルワリーであったブリッジポートの閉店も起こりました。

我々の中でポートランドはそうした文化を絶やさない土地であり続けるものだと思っていました。変わりゆく中でそれに流されることは決してないと。

ただその波があまりにも激しくなっていたことに我々は気付き、ポートランドと姉妹都市であるここ札幌で彼らの情熱の結晶クラフトビールとハードサイダーを販売させてもらっている身として、手助けできることはないかと常々考えるようになりました。

そしてこのコロナ禍はポートランドのみならず世界中を蝕み、その問題をより難しくさせてしまいました。

ですが我々の仲間であるポートランドのブルワー達は、日本に向けて素晴らしいビールを造ってくれています。それはポートランドで消費されるビールと一緒に造るついでなどでは決してありません。オリジナルビールをたくさん日本に向けて造ってくれていることからも見て取れると思います。

仲間たちからの紹介で繋がったオールドタウン。彼らの持つコンセプトと歴史は、気付けず何もできずに手から滑り落ちていってしまった過去の取引先を内包したものでもあると言えます。

これからもポートランドとの関係を大事にしていくために、彼らオールドタウンと手を結んで、今取引している先すべてとの繋がりをより強固なものにしていこうと思いました。

それがオールドタウンとの取引スタートに至った経緯です。

2020/11/09/Mon
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クラフトビールを届ける輸入者として大事にしたいこと

我々ビアセラーサッポロがこれから新しいポートランドの仲間との取引を開始していく中で、意識を少し変化させて臨もうと思っています。
もちろん決め手の前提として魅力的なビールであったからなのは言わずもがなですが、昨今のポートランド事情を危惧していたことにも起因します。

コロナ禍以前よりポートランドは資金力を持ったところでなければ、新たな場所で何かを始めることが許されないような土地になってしまっていました。

現地の方々が「ポートランドがどこにでもある街になっていく」と嘆いていたのを思い出します。

ポートランドがポートランドたりえるのは、変わり者が変わり者として居続けることができる素晴らしさです。当然ながら陰と陽二つの面がありますが、それでも魅力的な土地でした。

ポートランドのローカルを煮詰めたような面白い場所がたくさんあり、またその歴史も他の都市には真似できないところまで到達していたように感じます。

その街の素晴らしさが遂に表立って取沙汰されるようになってから、人も車も増え続け物価は上昇の一途を辿っていたのです。

そうした中で弊社の取り扱い先の醸造所もかなりの数が閉業しました。すでに開始当初から取り扱いのあるところは片手に収まる程度。

ショッキングなことにオレゴン州最古のブルワリーであったブリッジポートの閉店も起こりました。

我々の中でポートランドはそうした文化を絶やさない土地であり続けるものだと思っていました。変わりゆく中でそれに流されることは決してないと。

ただその波があまりにも激しくなっていたことに我々は気付き、ポートランドと姉妹都市であるここ札幌で彼らの情熱の結晶クラフトビールとハードサイダーを販売させてもらっている身として、手助けできることはないかと常々考えるようになりました。

そしてこのコロナ禍はポートランドのみならず世界中を蝕み、その問題をより難しくさせてしまいました。

ですが我々の仲間であるポートランドのブルワー達は、日本に向けて素晴らしいビールを造ってくれています。
それはポートランドで消費されるビールと一緒に造るついでなどでは決してありません。オリジナルビールをたくさん日本に向けて造ってくれていることからも見て取れると思います。

仲間たちからの紹介で繋がった新しい取引先。
彼らの持つコンセプトと歴史は、気付けず何もできずに手から滑り落ちていってしまった過去の取引先を内包したものでもあると言えます。

これからもポートランドとの関係を大事にしていくために、彼らと手を結んで、今取引している先すべてとの繋がりをより強固なものにしていこうと思いました。

それが今後いくつかご紹介することが叶いそうな新しい取引先との合意に至った経緯です。

好きなポートランドのためだけじゃありません。
彼らはそれでも曲げない信念を大事にモノづくりをしています。閉業することのほうがマシだった。
その思いが持ってきている札幌にも流れ込み、そしてそれがまたポートランドにも返っていく。そうした相互間での作用を持って我々の行うインポートは成り立ちます。

美味しいクラフトビールを持ってくることだけが第一義にあってはならない、そう意識をかえて大事に持ってきて大切に販売をしていこうと思います。

2020/11/03/Tue
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バランスを保つ

どうもファルコンこと森岡です。先日の「ビアセラーサッポロの使い方」の延長で、ビアセラーサッポロの心掛けているバランス感覚について少し触れたいと思います。

クラフトビールに詳しいスタッフが店頭にいるのはとても心強いことに違いありません。

ただ詳しさにも相手をディープな世界に引き込む牽引性を帯びる場合や、砕いて再構築して人に合わせてライトにとどめる場合もあります。

ビアセラーサッポロはクラフトビール入門的なお店でもありたいですし、欲張って通にも認めてもらえる場所でもありたいです。

店頭に立って説明してくれるスタッフは、その求められるどのような形であっても詳細を説明できるようでなければならないと考えています。

幸いなことに我々はチームですから、一人がそのすべてを出来ずとも誰かができる状態ですし、それが出来ないことに悔しさを覚えて身に着けるメンバーばかりです。

ちょっと店自慢みたいになって気持ち悪いですね。

とにかく我々はその柔軟性が必要だと感じてます。それを行うにはやはりプロでいなきゃいけない。

お店に来て喜んでもらうだとか、楽しんでもらいたいというのはそれが出来てからじゃないと提案できないことなのではないか?と思うわけです。

そしてそれがどんな状況で、何を求められているかという判断力も必要になるでしょうね。

そうしたときに柔軟に対応できる知識量や経験、そして適切に臨めるバランス感覚を持っておくことは誰もができることです。

どうも最近クラファンとかでもそうですが、自分たちがやりたいこととして立ち上げたのに、そのメイン部分となるものに支援をしてもらおうとするお店が目立っている気がします。

あるいは流行っていても根幹や軸がないだとか。

その前にできることをやるべきだ。(特になにか見たとか思うところあって書いているわけでないので邪推なさらず笑)

ただここにセンスという要素を加えると残念ながら誰でもできることではなくなります。このセンスって何なんでしょうね?難しい要素です。自分で「センスある」と言い切るとセンスない気もしますし。オーラみたくよくわからない部分なんでしょうかね。

造り手の人ほど持っていてほしい素質ですけど。

なので我々はそういったことを改めて肝に銘じて、今一度真摯にお店をつくりあげていかなくてはならないなと感じています。

と、まぁまとまりもなくバランス感覚に欠けた内容でした。

2020/11/02/Mon
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ファルコンが伝えたいビアセラーサッポロの使い方

どうもファルコンこと森岡です。

これを読んでくれている皆さんはきっとクラフトビールの飲み方ってどうしたらいいんだろう?というビギナー目線から抜け出て久しいのではないでしょうかね。

私も大学生の時から飲んでいたので(週3.4でビアバーに通ってましたよ、ほぼヒグラシでしたが)、もう十年以上経っているわけです。

それくらい飲んできてる人達はどうでしょう?どこかお店のことを考えて飲んでたりしませんか?

例えば、たくさん飲んでくれた方が嬉しいだろうから必ずパイントで頼んでいるとか。

はかしたい品を聞いてオーダーしたりだとか。

一周、二週している人達はそんな感じでお店貢献型の飲み方をしてくれているのではないでしょうか。

かく言う私もそうでして(笑)

しばらく行けてない店とかの人に会うと、最近行けてなくてすみませんって言いそうになります。でも絶対言わないようにしてるんです。

そういう疎遠になっている状況把握のようなことを口に出すとますます足が遠のく気がして。

ま、これは個人的な考え方ですけどね。

で、話は戻って。

クラフトビール飲み始めの頃の感覚は、店側に立っているとどんどん抜けていくので日頃初心を忘れないでおこうと寝る前思うわけです。

要するに人それぞれ味覚も考え方も捉え方も違うわけですから、飲み方・たしなみ方に作法用法はあれど最後は究極自由でいいわけです。

ここからはビアセラーサッポロのことです。

ビアセラーサッポロという場所は飲食店ではなく酒販店をベースとした輸入者直営店です。

結構ブログには書くんですけど、うちのイメージは商店でして。

要望があればあらゆるものを揃えたい。という考え方のもと成り立ってます。

それは商品内容もそうありたいのですが、いかんせんファルコンはセールス下手なので自社輸入のものばかり最近は店頭に並んでます。悪いことでは決してないですけどね。

商品以外のことで、その考え方を反映させてる部分を挙げると…

実は昔120mlのサイズだけで300円くらいで試飲もやってました。

今でもそんなに飲めないんだよねって方にはそのサイズと金額で提供したりもします。

アルコールが駄目な人のために、もしくは気分が違うけど来てくれた人のために常に美味しいコーヒーを用意してます。

今ならご近所オニヤンマコーヒーさんの豆とか福岡コーヒーカウンティさんの豆とか、フグレンのコーヒー豆とか。あ、あとパッセージさんのとかとかとかとか。

何が言いたいかと言うと、私がまさにそうなのですが飲みたい気分じゃないけど味は知っておきたいだとか、気分悪いけどどうしても飲みたいだとか、ちょっと時間潰したいだとか、そういった個人事情があるときにうちの在り方・スタンスは有益なんじゃないかと思うんです。

本当の意味で気軽に1杯からどうぞ、と言えてる気がします。

なんなら飲まなくてもウインドウショッピングだけでもどうぞ、ですから。

だって商店ですから。入ったからには買わないと失礼だとか考えなくていいんです。

知り合いであってもね。

なので自分はオーダー時に絶対パイントしか頼まない人でも1番小さいサイズからシレッと聞きます。

覚えてくれてないって思わせない、気遣いの意味で。それは伝わっていると思います。

来てくれているお客さんに気負われたり、気遣われたりしていることに気付くこともあります。すごく嬉しい反面、これは逆でなきゃプロとしては駄目だなと思ったり。

気遣わせるくらい厳しいコロナの影響はありますけど、どの業界もジャンルも同じですから。来てくれた人がもてなされる側でないとおかしいですもんね。

それを常に実践してくれているのがカウンター内にいる松井さんです。

もともとビアセラーサッポロがファルコン一人でてんやわんやになってることを、最初からもったいないと感じていてくれたようです。

そこのホスピタリティさえ埋まればビアセラーサッポロはもっと良くなると見抜いてくれていた。

お客さんにもそういうように思われていたでしょうから、自力でそこから抜け出ることができなかったところを松井さんに助けてもらいました。

忙しくたって自分がやりたい商いをやらせてもらってるんだから、いくら忙しかったとしてもそこは欠落していたら駄目なんですよね。うん。

でもバランスとるためにちゃんとお休みも多くもらってますから、無理はうちのスタッフさん誰もしてないんじゃないかな。

なので、そんなビアセラーサッポロに来てクラフトビールを自由に飲んで買って見て楽しんで欲しいんです。

ビアセラーサッポロに来たら、きっとあなたは自由を飲んでいる。

長々とありがとうございました。

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