どうもファルコンこと森岡です。
昨日から新しく取り扱いを始めたルーズのご紹介。今はオールウォークスというアンバーラガーを繋げています。まずは彼らの簡単な紹介から。
Ruse Brewingはポートランドのクリエイティブコミュニティと文化から生まれた職人のブルワリーです。
彼らはクラフトビールはアートだという考え方よりも、アートを具現化するとき最も適しているものがクラフトビールだったという捉え方をしています。
彼らのビールはスモールバッチで美味しく、狙い通り正確に造り上げます。ローカルなアーティストやミュージシャンと手を組んで、アートのコンセプトやイベントのビールと芸術のマリアージュを試みています。Ruseにとってインスパイアの源泉がコミュニティにあるので、できるだけサポートすることは自らのクリエイティビティを養うことにも繋がるのです。
Ruseの名物はStargazerとSuburban BrettというImperial Yeastというポートランドにある酵母屋と発見したイーストです。そのイーストは普通のブレット(野生酵母)よりも珍しいことはもちろん、よりバランスがいいセゾンなどを造れるんだとか。
Ruseの専門はワイルドエールとIPAですが、スタイル関係なくあらゆる表現やアプローチにチャレンジする精神をもっていますので、今後更なる高みへと昇っていくことでしょう。
オーナー1人のShaun Kalisはホームブルーイング経験を経て、Old Market & Pub Breweryで大きいシステムを勉強してからブルーイングをスタートさせました。彼の長年の趣味は音楽で、夢は好きなビールとライブの場所を設けることでした。それが原動力となり遂に2018年にRuseが誕生します。(それまではファントムブルワリーとして活動してました。ショーンさんはその先でもう1人のオーナーデヴォンさんと出会ったのです。)
もう1人のオーナーブルワーDevin Benwareは以前Brannon’s Brew Pubのヘッドブルワーで、彼のセンスもRuseで存分に光っています。
ルーズのヘイジーIPAは2018年のオレゴン・ビール・アワードで金賞をとっています。あのグレートノーションを抑えてのゴールド獲得により、華々しいデビューを飾りました。
今ホップが前面に出たタイプのビール一辺倒になっていると思うんです。でも流行ってるからあえて飲まないという姿勢ももったいないです。天邪鬼になるなら別方面の魅力を引きずり出しながら提案していかないとダメかなと。反対するだけして代替案が存在しないみたいなただの毛嫌いのような感じでは何も動きませんよね。
このRuse Brewingの特色はオリジナルの酵母にあると思ってます。派手なHazy IPAも本当に美味しいんですが、ホップに対抗するあまり麦ばかりに目がいってないかな?と思ってました。カウンターが麦だけになってないかと。ですがこうやってオリジナルの酵母という売りがある醸造所の存在は、もう一つの要素である酵母の存在を改めて気付かせてくれます。
樽ではこれから続々と開栓予定ですが、缶とボトルでも月末に2種ほど到着いたします。お楽しみに!!