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2021/01/04/Mon
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新規取引先「オールドタウンブルーイング」

Old Townとポートランドの絆は深い。いや因縁と言えるかもしれませんが、それはポートランドの変わり者精神を体現したものと呼べます。

1947年4月にピザ屋さんとしてオープンし、  たちまち市民の憩いの場となった。

地元の人々は集まって食べ飲みしながら遊ぶ感覚で利用していました。それは40年経った今も変わっていません。

ポートランドのヒストリックオールドタウンに位置し、ポートランド最古の建物であるマーチャントホテルビル内にあります。そのためOld Town Pizza & Brewingと名乗っています。

現オーナーのAdam Milneは9歳の誕生日パーティをOldTown Pizzaで祝い、それ以来大好きな場所になったと言います。

長年熱は冷めず遂に2003年持ち主であったAccuardiの家族からOld Town Pizzaを獲得。2008年に彼は自宅近所のノースイーストポートランドに2つ目の店舗もオープンしました。

歴史ある本店に見合うように、再生品やリサイクル用材を利用し、サステイナブルでノースウエストらしさを前面に打ち出しています。

そこから更に3年後、ビールを造りだしOld Town Brewingがスタートしました。

コミュニティはMilneの情熱がつくり上げたもので、それはクラフトビールのコミュニティにも伝染しています。

そのパッションでOld Town Brewingは2つの大増設を行い、パッケージビールも造り始め、また複数のアワードを受賞するに至りました。

世界最高のビールを造ることを目指しています。

彼らの使うロゴに浮かぶ白鹿。これはポートランドの有名なサインにも使われています。

White Stag Signと呼ばれる白鹿の看板はポートランドの象徴とも呼べるものです。

オールドタウンはその白鹿を使わせてもらっているのか?実はそうではなく、オールドタウンが先にこの白鹿をモチーフにしたと言います。

それによりポートランドは街として権利を主張しオールドタウンを訴えるに至ったのですが、なんと結果はオールドタウンの勝ち。

これはまさしくポートランドのクラフツマンシップの象徴でもあり、変わり者が変わり者として貫くことを讃えている証でもあるのです。

一見すると街との深い仲を示すかのようなロゴですが、紐解くと因縁も絆もない混ぜになった歴史が刻まれています。オールドタウンが天邪鬼たちからのリスペクトを集める理由でもあります。

我々ビアセラーサッポロがこのオールドタウンとの取引に至ったのは、もちろん魅力的なビールであったからなのは言わずもがなですが、昨今のポートランド事情を危惧していたことにも起因します。

コロナ禍以前よりポートランドは資金力を持ったところでなければ、新たな場所で何かを始めることが許されないような土地になってしまっていました。

現地の方々が「ポートランドがどこにでもある街になっていく」と嘆いていたのを思い出します。

ポートランドがポートランドたりえるのは、変わり者が変わり者として居続けることができる素晴らしさです。当然ながら陰と陽二つの面がありますが、それでも魅力的な土地でした。

ポートランドのローカルを煮詰めたような面白い場所がたくさんあり、またその歴史も他の都市には真似できないところまで到達していたように感じます。

その街の素晴らしさが遂に表立って取沙汰されるようになってから、人も車も増え続け物価は上昇の一途を辿っていたのです。

そうした中で弊社の取り扱い先の醸造所もかなりの数が閉業しました。すでに開始当初から取り扱いのあるところは片手に収まる程度。

ショッキングなことにオレゴン州最古のブルワリーであったブリッジポートの閉店も起こりました。

我々の中でポートランドはそうした文化を絶やさない土地であり続けるものだと思っていました。変わりゆく中でそれに流されることは決してないと。

ただその波があまりにも激しくなっていたことに我々は気付き、ポートランドと姉妹都市であるここ札幌で彼らの情熱の結晶クラフトビールとハードサイダーを販売させてもらっている身として、手助けできることはないかと常々考えるようになりました。

そしてこのコロナ禍はポートランドのみならず世界中を蝕み、その問題をより難しくさせてしまいました。

ですが我々の仲間であるポートランドのブルワー達は、日本に向けて素晴らしいビールを造ってくれています。それはポートランドで消費されるビールと一緒に造るついでなどでは決してありません。オリジナルビールをたくさん日本に向けて造ってくれていることからも見て取れると思います。

仲間たちからの紹介で繋がったオールドタウン。彼らの持つコンセプトと歴史は、気付けず何もできずに手から滑り落ちていってしまった過去の取引先を内包したものでもあると言えます。

これからもポートランドとの関係を大事にしていくために、彼らオールドタウンと手を結んで、今取引している先すべてとの繋がりをより強固なものにしていこうと思いました。

それがオールドタウンとの取引スタートに至った経緯です。

2020/10/28/Wed
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BEER CELLAR SAPPORO ウェブページ リニューアルオープン


どうもファルコンこと森岡です。

しばらく手つかずで、ブログもゆるゆる更新だったウェブページを一新していただきました!

前回はおよそ3年前につくられたウェブページでした。

今回作り直してもらっている最中に、札幌のクラフトビールシーンは確実に活気ある方向に変わっていってるなぁ…としみじみ思いましたね。

きっとまた3年後には同じことを思っているんでしょう。

これからもビアセラーサッポロをよろしくお願いします!

2020/08/01/Sat
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【お取引再開のお知らせ】この状況下で再会できる喜び

どうもファルコンこと森岡です。
日本同様に新型コロナの影響でアメリカは大変な事態が続いております。
醸造所や飲食店はもうずっと厳しい状況です。

そんな中で缶でお取引をさせていただいていたベースキャンプもクローズするそうで……
現地ポートランドではいち早くアウトドアとクラフトビールを繋ぎ合わせた名醸造所です。

そんなお別れが続く中、久々にコンタクトをくれたとある醸造所が。

オレゴン州のレイクオスウィーゴにあるStickmen Brewingです。

Stickmen Brewingは2012年にポートランド郊外のLake Oswegoでオープンしました。
オーナーのTim Schoenheitはよく日本に出張があったこともあり、Stickmenのコンセプトは居酒屋と焼き鳥屋からインスパイを受けました。
色々な食べ物を串に刺すことで単品で楽しめる料理の提供とクラフトビールの掛け合わせのイメージです。
ビールはいつも20種類以上をオンタップ。フラッグシップ、シーズナル、エクスペリメンタルも自らの醸造所で造り上げます。

ここはファルコンが初めてポートランドに行った際、お取引の打ち合わせを兼ねて招待していただいた思い出のあるブルワリーです。
オレゴンらしくとっても自然豊かで広々とした敷地にブルワリーとレストランが併設されていました。
レストランは屋外まで続き、眼前には湖も広がっていて打ち合わせというよりリゾート地に羽を伸ばしに来た気分になったことと、二日酔いの気持ち悪さを抱えていたことが鮮明に蘇ります。


屋外レストランの風景



二日酔いで1種類あたりこのくらいの量がテイスティングで出てくるっていうね

実はアメリカンな食べ物を食べていなかった旅だったのでいかにもなメニューもいただきました

上記のようにこの醸造所の初めのコンセプトはなんと「焼き鳥」でした!Stickmen & skewerと銘打っていたようです。訪問した4.5年前当時はすでにそのコンセプトを変更しておりましたが、その名残でカウンターには焼き鳥用のグリルマシーンとお客さんに飛ばないようにクリアボードが打ち立てられていました。

彼らがそういうコンセプトで目指した最終地点は、なんと日本のビアフェスに出ること!そしてもっと言うと志賀高原のスノーモンキービアライブに出店することが目標だと言っていました。

そしてこの打ち合わせの後すぐにお取引を開始させてもらい、まずは樽で入荷しました。その後650mlボトルでも。

古くからのお客さんなら覚えている方もいらっしゃるのでは。
その後650mlのボトル需要も減っていき、また我々のインポートするビールの転換期を迎えていたことからお取引が疎遠になっていきました。

それからおそらく3年ほどは経ったかと思います。ついこの前彼らの方からメールがあり、缶を造り出したけど興味はないか?という旨のものでした。

率直に嬉しかったです。樽やボトルで再開する気は残念ながらありませんでしたので、こちらからコンタクトをとることはない状況となっていました。ただ缶となれば別です。
この新型コロナが猛威を振るう中で樽の販売は厳しいですが、缶のラインアップが増えることはショーケースの彩りを増やしてくれる面でも、コストの面でも、そしてお客さんの選択肢としてもとても有益です。

まずは三種の355缶が届きます。是非皆さんに手に取っていただきたいですね。

後に473缶も来ます。そこにはFボムというファルコン由来のビールも……(ファルコナーズフライトというホップメインなだけです)

焼き鳥屋さんは絶対買ってくださいね!(笑)
某焼き鳥屋QさんやBさんなど……(イニシャルトークとみせかけてそのまんま)

2020/05/17/Sun
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暗中模索

どうもファルコンこと森岡です。
ひっそりと12時から19時までの営業ではありますが店内飲食を再開しております。

今ビールの販売や提供においてどのような変化が起きているかと言いますと、圧倒的に樽での消費が落ちていてエンドユーザーまで届くかたちでの瓶や缶での販売が伸びているのが実態です。

伸びているといっても樽の効率と利益には遠く及ばず、それを労力と時間を要するボトル詰めにシフトする形で多少は補えているという状況ですね。

我々のようなインポーターは買って運んで販売させていただいている側ですが、それを用意しているブルワリー側には頭が上がりません。ましてや人員削減も余儀なくされているこのタイミングでそうなっているのです。

ただこういった状況を転機と捉えて新しい形をトライできるだけのピースは揃ってきている気もします。ものづくり補助金や金利の少ない借り入れが可能な今、缶詰機の存在がますます重要になってきているように感じますね。
ただそれを好機という意味合いで捉えることができない状況が続くことは残念でなりません。


宣伝感も強くなってしまいますが、上記のようにこの事態が続いている最中、元に戻ることを何もせず待つよりは新しいやり方に関心を持つことも大事な一手だと思いますのでこのツインモンキーズのカニングマシーンをご紹介します。

我々のように飲む側の人達にも缶の良さをどんどん広げていかなければなりません。

アルミ缶リサイクルの観点からも、遮光性に関しても、その軽さをとってみても非常に有益です。味に関してはビアセラーサッポロで購入してくださったことのあるお客さんならわかっていただけているはずですね。決して樽と缶に優劣などないということを。
もちろんボトルにはボトルの特性はありますから否定してはいません。ただ重量の観点から送料が上がってしまうこととお持ち帰りのお客さんにとってはその重さが本数を絞るネックとなってしまいますね。

おいしいビールや飲みたいビールは無数にあるわけですから、難しいとわかっていながらもなるべく皆さんにそれらすべてを知ってもらいたい。となるとその理屈でいくと缶の軽量さは魅力的なわけです。

この流れが生まれて日本国内でもクラフトビールの醸造所が缶詰めにトライできるような日が来ることを願います。そしてそうなっていけるように我々も邁進してまいります。

2020/03/18/Wed
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忽布古丹醸造 HOP KOTAN BREWING から定番ビール3種入荷

どうもファルコンこと森岡です。
上富良野の地からついに待望の定番ボトル商品が届きました。

あの驚異的なクラウドファンディング、そして醸造所自体の立ち上げからもうだいぶ時が経ちましたね。

オーナー兼ヘッドブルワー堤野さんの熱い想いの結晶です。

堤野さんと面識がない方のために私がどのような人かを説明いたしましょう。

現在江別に構えているノースアイランドビールを多賀谷さんと共に立ち上げた正真正銘北海道のクラフトビール界におけるパイオニアです。
私がまだ大学生の飲み手だったころ、第一回目のサッポロクラフトビアフォレストボランティアをやらせていただいたわけなんですけども、その当時から圧倒的な存在感と真摯にビールに向き合っている熱量がビシビシ伝わってきて話すだけで緊張したことを今でも覚えております。(最近ではそのとき怖かったですよと本人をいじったり笑)

ビールの部分だけでなく人間的にも信頼されている方で、以前ノースアイランドビールのビアバーがあったM’sイーストの人たちからは移転を惜しまれるくらいでしたね。同じビルの方々に頼れる兄貴としての顔も見せつけてくれました。

頼れる兄貴的な部分は自分にとってもそうですが、Hobo Brewingの川村くんにとってもそうで、お互い節目節目で色んな言葉をもらったりしています。

さてさて今回のボトルデザインへの力の入れようは凄まじいですね。こだわりを随所に感じます。

弊社では本店大丸店ともにこちらの定番ボトルを常設してまいります。今一度定番商品となったこの3つを並べて飲んでみてください。一度飲んだだけで終わらせず、その進化していく様や洗練されていく様も一緒に楽しんでほしいですね。なぜこの3種が定番になったかは長く愛飲してもらわないとわからないかもしれません。

ジャズ喫茶にいたころ、当時のマスターがつぶやいた言葉がよぎります。
「名盤かどうかというのは長年かけて飽きられないことも重要な決め手。一度聞きの良いものが名盤扱いされるのは少し違う。だからリリース当初から名盤や傑作という表現は避けた方がいいんだ。」的な言葉です。

このホップコタンの3種の定番も長年かけて皆様には飲んでいただきたい。これだけアイテムが増えてきて、チャンネルも多いご時世。いろんなものに手が伸びてしまいますし、新しい刺激を求めてしまうと思います。
ですが定番が定番たるゆえんを飲んでよく認識していただけたなら、きっと立ち戻ったり常に備えておくことが大事なことになると思いますので、我々はこのビールたちを常にショーケースに用意しておこうと思います。

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