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2017/10/01/Sun
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FALCON’S BLOG

ありがとうコモンズブルワリー

どうも。ファルコンこと森岡です。
ちょっと古い話をします。

ビアセラーサッポロが始動する頃、ある1つのブルワリーとの取引が決定しました。
2014年から日本国内でも知る人ぞ知るブルワリーであったThe Commons Breweryです。
ボトルのみの輸入でしたが、その喜びは計り知れませんでした。決してビールとしては安くない値段ですが750mlのサイズ感とシックなエチケットは贈り物などとしても選ばれやすく、我々にとってもお客様にとってもどこか特別なブルワリーであったかと思います。

ビアセラーサッポロが仮営業を始めたのは2014年12月11日でした。ショーケースくらいしかまだ整っておらず、簡易サーバーで樽生は提供していたのです。その時からすでにコモンズのビールはならんでいました。


仮オープン時のスカスカショーケース。大瓶ばかりの入荷でした。

定番もののセゾンビールであるアーバンファームハウスエールをはじめ、軽めの乳酸を感じるマートルというビールや、ハイビスカスなど数種の花が入ったダークセゾンと呼ばれるフルールドゥフェルムなどなど。ビール初心者にはびっくり仰天な味わいが多数あり、その穏やかなエチケットをいい意味で裏切ってくれるラインアップばかりでした。

そのようなビールをこれまでずっと札幌で当たり前のように取り扱うことができたことを誇りに思います。

そのコモンズが年内に一旦クローズしてしまいます。その場所にはビアセラーサッポロでも馴染みのありますモダンタイムスが入る予定です。
つまり今回のポートランド訪問が私にとって最後のコモンズ訪問でもありました。
Hobo Brewing川村氏とも絶対に行こうと決めていた場所のひとつであり、我々が輸入しているブルワリーの中でも価値の高いものであると認識してました。

そして実際に再訪してみてそのクオリティの高さと熱量にただただ圧倒されたのです。もうすぐ閉めるからというテキトーさは一切感じられず、逆に輝きを増していたように思います。
飲むビールひとつひとつにそれを感じ取ることができました。
我々は普段からビールの情報や背景を飲んでしまっているきらいがあります。それは時に大事なことですが、「飲む」と「テイスティング」の境を取っ払ってしまい気軽さとの同居を難しくしてしまうこともしばしばありますよね。

このコモンズというブルワリーではビールを注ぐ人の姿を見ただけでどういう思いで提供しているか、飲んだだけでそれがどれだけ丁寧に造られたものなのか知ることができます。グラスを傾けることで一気に喉を通って液体は下に向かい、魂は心に流れていくかのように、たったそれだけの行為でそれらが理解できるように感じるのです。

ですから余計な言葉もいらないのかもしれません。「美味しい」という言葉や「すごい」という一言がゲップの代わりのようにただこぼれ落ちるだけでした。
それをその場の人にどう美味しいか伝えるのが無粋に思えてくるほどです。それは気難しく飲むことを未然に予防してくれますし、ある人にとってはつまらないビール談義などに至りません。
なのでただひたすら残念に思いました。なぜここがクローズしてしまうのか。資金繰りの問題でいかんともしがたい状況の中、こうして魂のこもったものを造り続けている精神にいたく感銘を受けました。

そしてそんな中やや不謹慎ですが良いビールを飲んでいると気持ちは上向いてくるもので、クローズのことは忘れて楽しくいただきました。良いビールは話も弾むものです。きっとコモンズ側も悲しんで飲んでもらいたいわけではないですものね。それもまたビールを飲むことで気付かされるのでした。
ビールはやはり生き物なんでしょう。

私にできることはこのコモンズの魂を伝えてまわること。そのビールをよりいろんな方に触れてもらうことです。
「Gather Around Beer」はコモンズのコンセプトであり信念です。ビールが人を繋ぐ力を信じ続けている彼ら。


この写真を撮っているときに、ちょうどコモンズを購入してくださったお客さんが「一番リピートしていたビールなのに残念だなぁ~」とおっしゃいました。我々の業界はリピートしてもらうことが非常に難しいと感じています。それを叶えてくれるビールの1つであることを改めて実感しました。

ありがとうコモンズ。もう少し一緒にいてね。
あ、そうそうその魂を受け継いでいる日本人ブルワーがいると前書きましたが、ついに始動しました。ビアセラートウキョウが動き出します。
https://www.facebook.com/beercellartokyo/

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