どうもファルコンこと森岡です。
しばらく手つかずで、ブログもゆるゆる更新だったウェブページを一新していただきました!
前回はおよそ3年前につくられたウェブページでした。
今回作り直してもらっている最中に、札幌のクラフトビールシーンは確実に活気ある方向に変わっていってるなぁ…としみじみ思いましたね。
きっとまた3年後には同じことを思っているんでしょう。
これからもビアセラーサッポロをよろしくお願いします!
どうもファルコンこと森岡です。
しばらく手つかずで、ブログもゆるゆる更新だったウェブページを一新していただきました!
前回はおよそ3年前につくられたウェブページでした。
今回作り直してもらっている最中に、札幌のクラフトビールシーンは確実に活気ある方向に変わっていってるなぁ…としみじみ思いましたね。
きっとまた3年後には同じことを思っているんでしょう。
これからもビアセラーサッポロをよろしくお願いします!
どうもファルコンこと森岡です。
日本同様に新型コロナの影響でアメリカは大変な事態が続いております。
醸造所や飲食店はもうずっと厳しい状況です。
そんな中で缶でお取引をさせていただいていたベースキャンプもクローズするそうで……
現地ポートランドではいち早くアウトドアとクラフトビールを繋ぎ合わせた名醸造所です。
そんなお別れが続く中、久々にコンタクトをくれたとある醸造所が。
オレゴン州のレイクオスウィーゴにあるStickmen Brewingです。
Stickmen Brewingは2012年にポートランド郊外のLake Oswegoでオープンしました。
オーナーのTim Schoenheitはよく日本に出張があったこともあり、Stickmenのコンセプトは居酒屋と焼き鳥屋からインスパイを受けました。
色々な食べ物を串に刺すことで単品で楽しめる料理の提供とクラフトビールの掛け合わせのイメージです。
ビールはいつも20種類以上をオンタップ。フラッグシップ、シーズナル、エクスペリメンタルも自らの醸造所で造り上げます。
ここはファルコンが初めてポートランドに行った際、お取引の打ち合わせを兼ねて招待していただいた思い出のあるブルワリーです。
オレゴンらしくとっても自然豊かで広々とした敷地にブルワリーとレストランが併設されていました。
レストランは屋外まで続き、眼前には湖も広がっていて打ち合わせというよりリゾート地に羽を伸ばしに来た気分になったことと、二日酔いの気持ち悪さを抱えていたことが鮮明に蘇ります。
屋外レストランの風景
二日酔いで1種類あたりこのくらいの量がテイスティングで出てくるっていうね
実はアメリカンな食べ物を食べていなかった旅だったのでいかにもなメニューもいただきました
上記のようにこの醸造所の初めのコンセプトはなんと「焼き鳥」でした!Stickmen & skewerと銘打っていたようです。訪問した4.5年前当時はすでにそのコンセプトを変更しておりましたが、その名残でカウンターには焼き鳥用のグリルマシーンとお客さんに飛ばないようにクリアボードが打ち立てられていました。
彼らがそういうコンセプトで目指した最終地点は、なんと日本のビアフェスに出ること!そしてもっと言うと志賀高原のスノーモンキービアライブに出店することが目標だと言っていました。
そしてこの打ち合わせの後すぐにお取引を開始させてもらい、まずは樽で入荷しました。その後650mlボトルでも。
古くからのお客さんなら覚えている方もいらっしゃるのでは。
その後650mlのボトル需要も減っていき、また我々のインポートするビールの転換期を迎えていたことからお取引が疎遠になっていきました。
それからおそらく3年ほどは経ったかと思います。ついこの前彼らの方からメールがあり、缶を造り出したけど興味はないか?という旨のものでした。
率直に嬉しかったです。樽やボトルで再開する気は残念ながらありませんでしたので、こちらからコンタクトをとることはない状況となっていました。ただ缶となれば別です。
この新型コロナが猛威を振るう中で樽の販売は厳しいですが、缶のラインアップが増えることはショーケースの彩りを増やしてくれる面でも、コストの面でも、そしてお客さんの選択肢としてもとても有益です。
まずは三種の355缶が届きます。是非皆さんに手に取っていただきたいですね。
後に473缶も来ます。そこにはFボムというファルコン由来のビールも……(ファルコナーズフライトというホップメインなだけです)
焼き鳥屋さんは絶対買ってくださいね!(笑)
某焼き鳥屋QさんやBさんなど……(イニシャルトークとみせかけてそのまんま)
どうもファルコンこと森岡です。
ひっそりと12時から19時までの営業ではありますが店内飲食を再開しております。
今ビールの販売や提供においてどのような変化が起きているかと言いますと、圧倒的に樽での消費が落ちていてエンドユーザーまで届くかたちでの瓶や缶での販売が伸びているのが実態です。
伸びているといっても樽の効率と利益には遠く及ばず、それを労力と時間を要するボトル詰めにシフトする形で多少は補えているという状況ですね。
我々のようなインポーターは買って運んで販売させていただいている側ですが、それを用意しているブルワリー側には頭が上がりません。ましてや人員削減も余儀なくされているこのタイミングでそうなっているのです。
ただこういった状況を転機と捉えて新しい形をトライできるだけのピースは揃ってきている気もします。ものづくり補助金や金利の少ない借り入れが可能な今、缶詰機の存在がますます重要になってきているように感じますね。
ただそれを好機という意味合いで捉えることができない状況が続くことは残念でなりません。
宣伝感も強くなってしまいますが、上記のようにこの事態が続いている最中、元に戻ることを何もせず待つよりは新しいやり方に関心を持つことも大事な一手だと思いますのでこのツインモンキーズのカニングマシーンをご紹介します。
我々のように飲む側の人達にも缶の良さをどんどん広げていかなければなりません。
アルミ缶リサイクルの観点からも、遮光性に関しても、その軽さをとってみても非常に有益です。味に関してはビアセラーサッポロで購入してくださったことのあるお客さんならわかっていただけているはずですね。決して樽と缶に優劣などないということを。
もちろんボトルにはボトルの特性はありますから否定してはいません。ただ重量の観点から送料が上がってしまうこととお持ち帰りのお客さんにとってはその重さが本数を絞るネックとなってしまいますね。
おいしいビールや飲みたいビールは無数にあるわけですから、難しいとわかっていながらもなるべく皆さんにそれらすべてを知ってもらいたい。となるとその理屈でいくと缶の軽量さは魅力的なわけです。
この流れが生まれて日本国内でもクラフトビールの醸造所が缶詰めにトライできるような日が来ることを願います。そしてそうなっていけるように我々も邁進してまいります。
加工が施されているのではと思うほどの青藍。美深白樺ブルワリーのロゴにこの青藍があしらわれているのは、夜が迫りくる僅かな間で空一面に塗られるこの色を目の当たりにしたためだ。
実は美深白樺ブルワリーとビアセラーサッポロの縁は結構古く、それはおそらく4年ほど前ビアセラーサッポロに現オーナーの柳生さんがいらっしゃったことから端を発します。
歳で言えば決して若くなくあらゆることを経験してきたであろう柳生さんが、当店でアメリカンIPAを飲んだときの衝撃は凄まじかったんだと思います。
その余波を地元である美深でもそのまま広めたいという意思が生まれたのでしょう。そこでいずれ美深に醸造所を造るという夢をお持ちになりました。
そういった考えをお持ちになってからの動きはとても早く、まずは美深観光協会にいらっしゃる敏腕もすぎるほどの人物小栗さんと一緒に美深クラフトビアフェスを企画されました。
美深白樺ブルワリーができることを前提に、地元の人たちがクラフトビールに馴染んでくれるようにと考えられ初年度開催にいたったのです。
その際は我々の輸入するアメリカのクラフトビールを中心に並べていただきました。小栗さんのツテで現在は札幌駅北口から少しのところに店を構えるエストエストエストさんなどもこの時に出店されたくらい大々的な告知もあって開かれ楽しまれました。
そこからいろんなことがありました。私はそもそも現状態で醸造所を立ち上げて運営されることに対して反対していました。夢ではあってもただのビジネスに終始してしまうのでは?またそれで失敗した場合どうなってしまうのか。正直に申し上げると比較的ネガティブなスタート観を持ってました。これは本人たちにも申し上げていましたし、今でも笑い話として話題にあがります。あのときの森岡さんったら……みたいなね。
代表でありブルワーも務める高橋さん。今は醸造を学びながら営業活動も運営も同時にしています。
結果として美深白樺ブルワリーは醸造開始にこぎつけるのですが、前述した通りいろいろとありました。当初の予定通りにはいかない、というレベルを超えた問題もあったりと。
ここの醸造設備は実は弊社を通してこの地に届いたものでしたので、我々としてはその問題解決にあたりたいという思いから一人の醸造家に相談をします。
はい。お馴染みさすらいの醸造家hobo Brewing川村洋平です。
彼の手助けがあって美深白樺ブルワリーは醸造開始を迎えます。更に初回の仕込みはアメリカポートランドからCulmination Brewingのオーナーでありブルワーのトーマスが来てくれ、美深白樺ブルワリー×Hobo Brewing×Culmination Brewingのコラボ醸造となったのです。
造られたビールは「ワイルドシープチェイス」。羊をめぐる冒険です。村上春樹の『羊をめぐる冒険』の舞台は美深だったのではといわれています。それにちなんでつけられた名前です。
羊に所縁があるビール名は今でも造られ続けていますよ。
こちらのタップを取り付けたのも我々クラフトビール業界では知らない人はいないホシザキの牧寺さんによるものです。遠く東京から美深まで取り付けにいらしていたことを後から知り驚きました。北海道では確かクラフトビア食堂ボルタさん以来二度目じゃないでしょうか?
そんな中で行われた第3回目の美深クラフトビアフェスは美深白樺ブルワリーのオリジナルビールがようやく飲めるということでセンセーショナルな話題となりました。
更にはあのヨロッコビールさんもコラボをしに美深を訪れました。同時に鎌倉の名店祖餐sosanさんもいらっしゃったのです。
すごいことなんですよ。本当に。
そうして落ち着いてきた今、私がここのビールを飲んで感じることは我々の邪推した無駄な柵を飛び越えて 🐑Ξ この醸造所が出来てくれてよかったということ。
名誉のために言っておくとその邪推は決して間違ってませんでしたし、自惚れですが我々も引き込まれていくことで今の形になったとも思ってます。
そうなってしまったのも運命と思わせる味わいなんです。美深という地にただある名物の醸造所で終わってくれはしなかった。代表する醸造所になる日も近いかもしれません。スタッフそれぞれの個性や経歴で注目されるわけでなく、単純に味のみで。
それはこの夏以降の体制によって命運がかわってくるとは思いますが、今はより大きな柵を飛び越える準備をしているようです。
店頭には愛想のよい好青年の清水くんがいます。このレストランを仕切る彼もとても勉強家ですから、醸造所の底支えに重要な人物。
札幌から美深に移住した門田くんも前歴の経験をいかしてコーヒー焙煎をして店頭でも販売しておりました。私も何個か買いましたが、彼はオニヤンマコーヒーさんにいたこともありますが、味覚センスがあるんだと思います。あと若さと尖りもありますね。
そして名寄のモルトリップに初めて訪れたときお目にかかった歩美ちゃんも美深白樺ブルワリーを手伝っている紅一点で、雰囲気が一気に和らいだ印象を持ちました。暖炉の薪を入れる姿が様になってましたね。
美深白樺ブルワリーこれからも楽しみです。
(https://vanlife-hokkaido.com/yuichiro/diary/1210/bifuka-craftbeer/)←この美深白樺ブルワリーの詳細を簡潔にまとめた記事をあげているのは、うちの大丸でも働いていて今はバンライフをしながらクリエイティブなことをしている祐一郎。是非美深白樺ブルワリーにお越しの際はこちらをご参考ください。祐一郎はしばらくバンライフと同時に美深白樺ブルワリーの醸造手伝いもしていました。洋平と同じく初期の美深白樺ブルワリーを間違いなく支えた忘れてはいけない功労者の一人です。
そして上に出てきた「モルトリップ」というビアバーはブルワーの風間くんが名寄でやっている素敵なお店ですよ。美深から移動して名寄を宿にしたら夜中まで楽しめます。
勝手に送り込んだビールでみんなで乾杯したときの写真🍻
風間くんいつもありがとう!
これらの写真を撮影しに美深までかけつけてくれた舞奈ちゃんにも感謝の意を。ビアセラーサッポロのビールもたくさん飲んでくれていて、ビール写真も多く撮影している子。なにを隠そうファルコンの幼馴染カメラマンのお弟子さんですから要チェック⇒(https://instagram.com/maiiiiina_photo?igshid=1t5bhoxymwu9o)
羊が一匹…羊が二匹…羊が……
どうもファルコンこと森岡です。
上富良野の地からついに待望の定番ボトル商品が届きました。
あの驚異的なクラウドファンディング、そして醸造所自体の立ち上げからもうだいぶ時が経ちましたね。
オーナー兼ヘッドブルワー堤野さんの熱い想いの結晶です。
堤野さんと面識がない方のために私がどのような人かを説明いたしましょう。
現在江別に構えているノースアイランドビールを多賀谷さんと共に立ち上げた正真正銘北海道のクラフトビール界におけるパイオニアです。
私がまだ大学生の飲み手だったころ、第一回目のサッポロクラフトビアフォレストボランティアをやらせていただいたわけなんですけども、その当時から圧倒的な存在感と真摯にビールに向き合っている熱量がビシビシ伝わってきて話すだけで緊張したことを今でも覚えております。(最近ではそのとき怖かったですよと本人をいじったり笑)
ビールの部分だけでなく人間的にも信頼されている方で、以前ノースアイランドビールのビアバーがあったM’sイーストの人たちからは移転を惜しまれるくらいでしたね。同じビルの方々に頼れる兄貴としての顔も見せつけてくれました。
頼れる兄貴的な部分は自分にとってもそうですが、Hobo Brewingの川村くんにとってもそうで、お互い節目節目で色んな言葉をもらったりしています。
さてさて今回のボトルデザインへの力の入れようは凄まじいですね。こだわりを随所に感じます。
弊社では本店大丸店ともにこちらの定番ボトルを常設してまいります。今一度定番商品となったこの3つを並べて飲んでみてください。一度飲んだだけで終わらせず、その進化していく様や洗練されていく様も一緒に楽しんでほしいですね。なぜこの3種が定番になったかは長く愛飲してもらわないとわからないかもしれません。
ジャズ喫茶にいたころ、当時のマスターがつぶやいた言葉がよぎります。
「名盤かどうかというのは長年かけて飽きられないことも重要な決め手。一度聞きの良いものが名盤扱いされるのは少し違う。だからリリース当初から名盤や傑作という表現は避けた方がいいんだ。」的な言葉です。
このホップコタンの3種の定番も長年かけて皆様には飲んでいただきたい。これだけアイテムが増えてきて、チャンネルも多いご時世。いろんなものに手が伸びてしまいますし、新しい刺激を求めてしまうと思います。
ですが定番が定番たるゆえんを飲んでよく認識していただけたなら、きっと立ち戻ったり常に備えておくことが大事なことになると思いますので、我々はこのビールたちを常にショーケースに用意しておこうと思います。